日本は、近年生活習慣が大きく変化しました。
その結果、糖尿病などの生活習慣病が急増し、死亡原因の約6割、
国民医療費の約3割を占めています。
生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症など)の発症前の段階であるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)については、強く疑われる人と予備群と考えられる人の割合が、男女とも40歳以上では高くなります。なんと男性では2人に1人、女性では5人に1人に達しています。
国は、そのような背景に着目し、昨年度より生活習慣病により重点を置いた健診(=特定健診)制度を開始しました。
今までの健診と違うところは?
従来は、お住まいの市町村が住民を対象に実施していました。
特定健診は、医療保険者(社会保険、国民保険)が加入者を対象に実施します。また、75歳以上の方には、各都道府県にある、「後期高齢者医療広域連合」が健診を実施します。
健診を受けられる人は?
特定健診は、実施する年度に40~74歳となる、医療保険の加入者が対象です。
75歳以上の方は、後期高齢者健診という健診を受けることができます。
当院で特定健診を受けるには?
当クリニックでは、平成20年7月1日より特定健診を実施します。
◆対象者
対象となるのは、志木・新座・朝霞・和光の4市にお住まいの方で、以下のいずれかを満たす方になります。
- 40~74歳で国民健康保険の加入者
(社会保険の方は、埼玉県医師会と集合契約を結んでいれば検診を受けることが出来ます。
※受診券あり) - 75歳以上の方
◆受診方法
医療保険者から郵送された受診券と保険証を持参してください。
予約制になりますので、予め電話でのご予約をお願いいたします。
以下の時間に実施いたします。
月・火・木・金曜日:9:00~11:30、 15:30~18:00
土曜日:9:00~11:30、14:00~15:30
◆備考
- 昨年度の検診の結果で一定の条件を満たす方には、特定保健指導(動機付け支援)を行います。
※利用券あり - 当院では、積極的支援は行いません。